引越しで掃除はどの程度まで必用?タイミングやどこからどこまで

引越し時に必要となるのが掃除です。

ルームクリーニングは退去費用にも関わってくるので、疑問に思うことも多いです。退去時のトラブルは非常に多く、100万円請求されて敷金も帰ってこないなんてこともあります。

  1. 掃除はどこからどこまですれば良いのか?
  2. 掃除をするタイミングはいつなのか?

以上の2点について解説をしていきます。

引越し日がまじかで作業が間に合わなかったり終わらないこともあります。そんな方も是非ご覧ください。

掃除はどの程度までやる?

退去時の掃除は多くの人が勘違いをしていますが、そこまで行う必要はありません。簡単に汚れを落とせる部分や、ホウキで部屋を掃いたりする簡単な作業で問題ありません。

掃除をするとルームクリーニング代を安くできると勘違いをしている人は多いですが間違いです。契約時にルームクリーグの請求が入居者持ちで明記されていることは多く、実際に支払わなければならないお金です。

退去費用に関しては国土交通省がガイドラインと呼ばれる指針を明記しています。下記は実際にルームクリーニングについての部分です。

借主にとっては退去時に通常の清掃を免れる面もあることやその金額も月額賃料の半額以下であること、専門業者による清掃費用として相応な範囲のものであることを理由に消費者契約法10条にも違反しないと判断しました。クリーニング特約が有効とされない場合もあることに留意が必要です。
参照元:原状回復をめぐるトラブルとガイドライン

最近では部屋の契約時に大抵はルームクリーニング代が入居人負担となるのが明記されています。特約が有効とされないケースとしては高額な金額などのケースが考えられます。

大抵は2万円から2万5千円と明記されていることが多いです。

退去費用については下記で詳しく解説しています。
退去費用について

油汚れは落としておいた方が良い!

キッチンや換気扇は長く住んでいると油汚れがこびり付いてしまっていることが多いです。

必ず退去費用が安くなる訳ではありませんが、できれば掃除をして落としておいた方が良いです。油汚れがあると別途請求される可能性もありますし、部屋の汚さが目立つ部分でもあります。

シルバーの金物用のタワシなどで掃除をしておきましょう。ただ、頑固で落ちそうにないのであれば、大抵のケースはルームクリーニング代を請求されるのであきらめても良いと思います。

簡単に落とせる部分は落としましょう

部屋の掃除は退去費用には関わらないことが多いです。しかし、簡単に汚れを落とせる部分については落としておいた方が良いです。

国土交通省がガイドラインと呼ばれている指針を出してはいますが、強制権がある訳ではありません。裁判となると書かれていることが判決に作用することは多いですが、退去費用の話し合いは基本的に交渉です。

どこからどこまでの部分を入居者が負担するのか大家が負担をするのか決めていきます。そのため、簡単に汚れを落とせる程度の部分であれば掃除をしておいた方が良いです。

引越し業者も部屋の中には入りますし、大家との立ち合いと他人が部屋に入ることとなるので、汚いのもあまり良くありません。

タバコのヤニは掃除して落とした方が良い?

部屋でタバコを吸っていた喫煙者の部屋はクロスが一面黄色となってしまいます。

そのため、通常は全て張替えとなるのでヤニが付いてる部屋はクロスの張替え費用がかかってきます。しかし、退去費用を安くしたいって人の中にはヤニを落とそうとする人も多いです。

ただ、正直おすすめすることはできません。

わたしも喫煙者で当初掃除をすることを考えました。ただ、壁紙一面のヤニを落とさなければなりません。そのため、膨大な時間がかかります。

また、部分的に黄色い部分が残ってしまって結局、無駄となってしまったり、臭いがこびり付いてるので意味がないことが多いです。

クロス(壁紙)は耐久年数が6年と考えられています。そのため、住んだ年数に対して原価償却が適用され、6年住めばクロスの価値はほぼ0円とガイドラインでは明記をしています。そのため、住んでいる年数が浅くなければ全額入居者負担にならないことも多いです。

ただ、入居者の過失でもあるので、原価償却をした金額よりも高くはなります。わたしであれば6年住んだ家で20パーセントの負担となりました。

部屋の掃除でヤニは落とさなくて良いと思います。

ルークリーニング代は安くならないことが多い!退去費用に決まりはない

ルームクリーニング代に関しては契約書に明記があれば高額な請求額で無い限り大抵は支払う必用があります。1ヶ月しか住んでいないのに引越すなどの短期であれば別ですが・・・。

退去費用は基本的にガイドラインと呼ばれる指針で行われることが多いですが、強制権はないので結局は話し合いとなります。

部屋に関してはある程度の年数住んでいるのであれば、多少の汚れが付いてることが多いです。また、臭いがこびりついてしまっていることも多いです。

そのため、ルームクリーニング代は安くならないことが多いですし、掃除をせずにでる人も多いです。

引越し時の掃除で大事なのは大家への気持ちです。結局はプロの業者が退去後にキレイに掃除をします。

引越しで掃除をするタイミング!いつからはじめれば良い

引越しで掃除をするタイミングですが、残りの日数を考え少しづつになります。ただ、掃除をする順番については考えた方が良いです。

キッチンに関しては時間がかかることもあるので、早めにゆっくりとはじめた方が良いです。

後回しにして良い掃除としては下記です。

  • 窓拭き
  • 床の掃除
  • お風呂やトイレの掃除

これらの部分に関しては部屋の荷物が無くなってからの方がやりやすいです。引越しの作業日に荷物が運びだされた後に行っても良いです。

引越しのタイミングとして、荷物の運び出しと部屋の鍵を返す日まで数日あることがあります。もしも、余裕があるのならそのタイミングで行うと良いです。

引越しの当日に汚れが待ってしまったりするので、結局は掃除をしなければならなくなります。

掃除が終わらない!間に合わない場合はどうする

引越しの作業日が近く掃除が終わらなかったり、間に合わないこともあります。わたしも実際に経験しました。

もしも、終わらないのであれば、あきらめてしまうのも手です。

わたしの体験談からするとはじめての引越しだったので、色々とキレイにして退去費用の請求額を安くしようとしました。しかし、契約内容に基づく内容が多く、掃除をしても意味がありませんでした。

徹夜で頑張ったのですが全く費用が安くなることもなかったです。

退去費用として請求をされたのはルームクリーニング代、クロスの張替え代(一部負担)の2つです。ルームクリーニング代の多くは契約書に明記がされていますし、キレイにしていても払わなければならないことが多いです。

掃除が間に合わないのであれば、あきらめてしまうのもひとつの手です。
部屋の掃除をほとんどせずに引越しをする人も多いです。

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